四肢再建とは

ときにけがの程度が大きい場合などは、状況に応じて遊離皮弁術などの再建外科の技術を用いた緊急手術も行っております。

遊離皮弁術

遊離皮弁術とは、けがが大きく、皮膚や筋肉・脂肪・骨などが大きく欠損してその欠損した組織を戻すことができない場合に、それらの組織を補うように自分の体の他の部位から持ってくる手術になります。

この場合、持ってきた組織はただ欠損している部分に縫い付けるだけでは血流がなく、すぐに壊死してしまいます。そのため、血管をつけて組織を持ってきて、欠損部分の近くにある血管とつなげることでその組織を生かすことが可能となります。

この際にも前述のマイクロサージャリーという技術を使用します。

腫瘍治療にともなう再建

腕や足にできた腫瘍の治療のために手術が必要となった時に、状况に応じて私たちは整形外科の先生たちと協力して手術に臨みます。

腕や足にできる腫瘍はそのサイズやできた部位によって、ときに患者さんの命を救うことを最優先とするため、苦渋の決断により腕全体や足全体を失うことを余儀なくされることもありますが、できる限り日々の生活に影響が出ないよう。最善を尽くしています。

私たちは再建外科の技術をもって整形外科の先生方と相談し、できる限り腕や足が失われず済むように相談を重ね、腫瘍の切除と同時に失われる組織の再建を試みます。

全身の中から再建に適した筋肉・脂肪・皮膚・骨・血管・神経などを採取し移植することで、腕や足の温存を第一にできるかぎり機能的で整容的な腕や足を再建いたします。

当科では、腕や足などの腫瘍や不慮の事故に見舞われてしまった方に対して、整容面や機能面の温存および回復のため行う四肢再建に力を入れています。