眼形成外科とは、形成外科学的な手技を用いて、目の異常の治療を行う分野です。一般に、“目”は眼球をイメージされますが、それだけでなく眼球の周りの組織(まぶたなど)も指します。よって、眼球の病気に関しては眼科医が治療にあたりますが、眼球の周りの病気、すなわち目の異常は形成外科医が治療にあたります。
目は‘視る’という視機能をもつことはもちろんのこと、顔の表情という整容面で重要な役割を担い、最終的には精神面まで関わってきます。眼形成外科分野で最も多い、目の異常疾患である眼瞼下垂症(まぶたが垂れ下がり視野が悪くなる病気)を例に挙げます。手術によって、まぶたを挙げると視野が良くなり、顔の表情も変わるため、大半の方は喜ばれます。一方で、“目がコロコロする”、“目が乾く”などを訴えられる方がおられます。これでは患者さんは十分に満足されたことにはなりません。
よって、当院で目の‘機能面’の改善はもちろんのこと、みためである‘整容面’を改善させ、患者さんの‘心’も満足させることができるように細心の注意をはらって治療にあたっています。
和歌山県立医科大学附属病院形成外科では、目の異常である眼瞼下垂症、睫毛内反症、眼瞼・眼窩腫瘍などに力を入れています。
以下に当院で扱っている目の異常(眼瞼・眼窩疾患)を列記いたします。

1.まぶたの病気

  • 眼瞼下垂
  • 眼瞼外反
  • 睫毛内反
  • 眼瞼内反
  • 眼瞼腫瘍
  • 眼瞼変形

2.まぶた以外の目の病気

  • 眼窩底骨折
  • 眼球陥凹
  • 甲状腺眼症
  • 眼窩腫瘍
  • 義眼床形成