教授挨拶

朝村 真一

 和歌山県立医科大学形成外科は2015年に開設され、今年で12年目を迎えました。

 形成外科は英語で Plastic and Reconstructive Surgery と呼ばれます。”Plastic” は「美容」ではなく、「形をつくる・整える」という意味をもち、”Reconstructive” は「再建」を意味します。その名のとおり、病気やけが、先天性疾患などによって失われた機能を回復するとともに見た目を改善し、患者さんの生活の質(QOL)の向上を目指す診療科です。

 当科では、がん切除後の再建、顔面骨骨折、口唇裂や多指症などの先天性疾患、手の外傷、褥瘡などの難治性潰瘍まで、頭の先から手足の先まで幅広い疾患を診療しています。特に眼瞼下垂・内反症などのまぶたの手術や、顎変形症手術を中心とした頭蓋顔面外科、スーパーマイクロサージャリーを用いたリンパ浮腫や手の外傷の治療を専門としており、多くの患者さんの診療に携わっています。

 私たちは、大学病院として高度で安全な医療を提供するとともに、患者さん一人ひとりに寄り添い、機能の回復に加え整容面にも配慮した質の高い医療を提供してまいります。どうぞお気軽にご相談ください。

2026年7月

朝村 真一